華やかな響きであるパリの駐在妻…
旅行するのと駐在するのでは全然違う!パリ駐在のリアルをお伝えします。
~フランス共和国、首都パリ
さて、駐在先の住環境を知ることはとても大切です。
日本とは全く異なる文化や街並に多くの駐妻は感動を覚えることも、動揺することもあるでしょう。初めての駐在なら尚のことわからないことだらけ…
治安は?食事は?買い物できるものは?日本人はいるの?日本食は食べれるの?子育ては?楽しいことって何かあるの…。など疑問や不安も多いことでしょう。
今回は居住歴まだ5ヶ月ほど、初海外駐在の abe さん からお聞きしました。
ときに華やかなパリの街並みや旅先のポストが見られる彼女のinstagram、多くの駐妻がそうであるように、実は地に足がついた生活を送っているというのは駐在妻だけが共感できることかもしれません。
旅行するのにはとてもいい場所だけど住むとなるとちょっと…と思ってしまうかもしれない、リアルな生活環境についてお伝えします。
前回は基本住環境編をお伝えしました。今回は、実はイメージと全然違う!パリ駐在妻のおしゃれ事情とグルメ事情についてお伝えします。
パリ駐在妻のおしゃれ事情って?
ファッションの最先端パリ、
毎日素敵な洋服に身を包み、食材の買い出しの帰り道にハイブランドをのぞいているような日常が送れるのでしょう。
というような妄想に駆られますが、実は全然違うそうです。
ハイブランドを日本より安く購入できるのでは?
ハイブランドの商品はフランス発祥のものも多く、日本より安く購入できると思われがちです。しかし、実はそのようなことはあまりないようです。
その理由は消費税の高さ。服、バックや靴などにかかる消費税は20%と割高で、日本で買う方が安い場合すらあるのだそうですよ。
もちろん駐在員はフランスでの免税申請ができません。
おしゃれしてパリの街を歩くんじゃないの?
パリジャンは誇張なくモノトーンや黒が好きで、さらにとてもカジュアルなのだそうです。
そのため、彼女も街に溶け込むために、普段は黒か紺のシャツにデニムとスニーカーを合わせた究極にシンプルな装いをしているといいます。
プランタンやラファイエットなどのデパートでは、カラフルな可愛い服がたくさん売られているそうですが、ここに集まる多くの人は観光客というイメージだそうです。
また、道はガタガタでヒールを履いて歩けないそうですよ。
おしゃれしたくてもできない理由って?
アジア人がおしゃれをして闊歩していれば、観光客だと思われスリの標的になってしまうそうです。おしゃれすることによって犯罪に巻き込まれるなんてイメージと全然違いますよね。
そもそも日本人が少ないパリでは人に会う用事もあまりないため、洋服を買うこともとても少ないのだそうですよ。
おしゃれと無縁な日常を送っているなんて本当に意外ですよね。
パリ駐在妻のグルメ事情って?
美食の国フランス。
街にはカジュアルで美味しいフレンチが溢れ、憧れの星付きレストランが当然のように店を構え、月に1度は有名店での外食を旦那とする日常がそこにはあるのでしょう。
と勝手に妄想していましたが、やはりこれも全く違うのだそうです。
星付きレストラン巡りをしているのでは?
星付きレストランには一度も入ったことはないといいます。
ひとり分で200ユーロはくだらないミュシュランの星付きレストランはやはり敷居が高いようです。Abeさんいわく「星付きレストランは駐在員には無縁です!」とのこと。
日常生活において1食に数百ユーロもかけられない!というのが本音でしょう。
美味しくて安いフレンチがたくさんあるのでは?
カジュアルなお店においても、「同じ値段を払うなら日本の方が美味しいな」と思うことも多く、流しでふらっと入った場合には「高確率でまずくて高い」のだそうです。
実際にAbeさんが払ったのはコース料理+お酒1杯2人で230€前後、本当にお高いです。これだけあれば日本ではしっかりとした美味しいお食事がいただけるはずです。
しかし、探せばそこそこのお値段でちゃんと美味しいところもあるようです。コスパなどがいいお店もあり、クチコミがいちばん役に立つそうですよ。(上の写真は美味しい方のお店です!)
次回はパリの良いところ・大変なところをお伝えします。
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